思っているより体力勝負

介護の仕事というと、みなさんはどういったイメージがあるでしょうか。高齢者の方のケアというイメージがありますから、食事の介助やお風呂の介助といったイメージを持っている方も多いでしょう。こういったイメージが強いと、「利用者の方と接していくことがメインの仕事だから、楽に出来るだろう」と感じる方も多いと思います。しかし、実際には介護の仕事は体力勝負のことが多いんですよ。

介護の仕事というのは利用者の方と接することが必要な仕事となりますが、ケアをする際にはかなり体力を必要とします。例えば、ベッドで寝たきりの利用者の場合には、床ずれなどを起こさない様に一定時間ごとに向きを変えていくことが必要となります。ベッドで向きを変えるといえば、「それほど大変ではないだろう」と思われる方も多いと思いますが、実際にはかなり力がいるもの。ベッドで体の向きを変えるだけでも、かなりの体力を使うことになります。そして、お風呂に入れたりトイレの介助などを行う際には、体を起こしたり動かしたりすることになりますから、かなり負担が大きくなります。介護の仕事をしている方の中には、腰痛を引き起こしてしまっている方も少なくありません。それだけ、身体的に大変な仕事ということです。中には、身体への限界を感じて「この仕事はもう続けられない」と辞めざる得ない方もいるでしょう。

このように、介護の仕事は身体にも負担が大きな仕事となります。介護職を希望する際には、体力勝負の仕事であることも理解した上で、目指していくことが必要となるでしょう。